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私は官能小説作家の素材

第4章 関係と役目

「やっぱり、あたしに頼んでよ!作品が落ちるわ」

髪の毛をくるくると髪の毛に巻き取りながらいらいらを常に見せつけている彼女。怖すぎて、何も言えなくなる。


「そ、そんなこと言わなくても…」

「いや、最近になって全然あたしに小説のこと全く言わなくなって実は行き詰まってたのに言わなかっただけよ!自業自得でもあると思うけど少しぐらいあたしに言ってもいいじゃない。だいたい…」

「うるせぇよ」


今まで、何一つ言葉を発しなかった彼から冷たい言葉がポロっとでてきた。

「俺の作ったもんに、文句つけるのか。おまえ、嫌なやつだな」



「う…うるさい!ただ、前書いていたほうが本物っぽかった…ただそれだけよ」

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