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私は官能小説作家の素材

第4章 関係と役目

「それ…は…」

やっぱ言うべきじゃなかった。ここは本当のことを言おう…。

じゃないと…何されるか……

この人だったら容赦ない…。


「やっぱ…で、でき……ひゃあ!?」


突然、ドンと真菜の肩をソファーの背もたれにぶつける。そして表情の硬い彼の姿にドキリと違う意味で反応してしまう。

「あーら。私知らないからね?」


真っ赤なリップを付け直すと、すず子は知らない顔をして外に出ていってしまった。

彼の欲は、半端じゃないものだった。何も知らない処女の真菜にとって今、何をされるのか予測すらもたたない。



「んっ!?」

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