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私は官能小説作家の素材

第5章 本心

と、言ってみたもののそんなに批判されることもなく、簡単に話は結論付く。


「んー…初々しいんだよね、今までからいくとね」


そういって、この文章ね、と言ってくれたが表現が難しいからあまり書けていないんじゃないかと私は、少しだけ推測してしまった。



私も、少しは担当らしくしなくちゃ…。素材としても…あっ!


「じゃあ、今日はもう帰っていいよ」


編集長は、書類を取っていち早く立つとすぐにこの部屋から出ていった。


「ねぇ、ケイスケ」

「ん」



全く…素っ気ない返事はやめてほしいのに…。

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