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私は官能小説作家の素材

第5章 本心

「情景描写、あんまり上手くないですよね?」

「え、あぁ…まあ……うん」


あ、直球過ぎた。

直球過ぎた為にちょっと、いや、かなり落ち込んでいる…かもっ!!


「ごめんなさい!わ、私が言いたいのは、情景描写を書くために何処か行った方がいいのかなあって思って…」



若干ぽかーんとしているのであせあせしながら真菜は頑張って話した。


「例えば…例えばですよ!……この作品に出てくる場所…とか」


と、言っても…官能小説だからホテルとかが中心。あと、家で……とか。



「クスッ……本気?」

「笑わないでくださいよ!…貴方のために考えてるんですから!!」



って言ってる自分がすごく恥ずかしかった。
貴方のためにって…何勝手に言ってるんだあ……!!!!

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