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私は官能小説作家の素材

第5章 本心

「言えない事か」

首を横にぶんぶんと振った。



「んと……えっとぉ…」

「早くしないと、痕付ける」

「痕?」

「俺のものって言う、証だ」


ぼわっとまた、赤くなるのを感じる。照れすぎな自分にだんだん辛くなっていく。

実際はつけてほしいけど……。



と思った矢先、真菜の首もとに”痕”を付ける。いわゆる、世で言うキスマークというやつである。


「欲しがりすぎ。こっちまでわかるわ」


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そのあと、ちゃんと寝坊と言うことを薄情すると、彼はちょっとだけ微笑んでくれた。

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