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浮気断定社

第7章 新たな幸せ

翌日



古びた浮気断定社を佐和子が訪ねた。


重い扉を開けると

洋ちゃんが競馬新聞を読んでいた。



「こんにちは」



「やあ。女王様」



洋ちゃんがいたずらな目で佐和子を見た。



「やめてください。


 わたしったらどうしたのか。


 あんな恥ずかしい姿お見せして。」



佐和子が赤く染まった顔を両手で抑えた。




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