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A heart and wound

第1章 想い

智Side

智「…んッ、、はあっ…あッ、は…」

俺の先端からは抑えきれなくなった先走りが滴り、手で感じさせられている俺から卑猥な水音が響く。

「智?イイ?…ねぇ、どうして欲しいか言って?」

智「…あぁっ、、もっ、とキモチよく…して…やぁッ…ン…」

「ふふ♪りょーかい…智の可愛い声、聞かせてね?」

そう言うと、俺のモノを動かす手を止めることなく、俺の蕾に彼のモノをゆっくりと、奥まで沈めていった…

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「…じゃ、帰るね。さみしくなったら、また呼んでね?…智の為ならいくらでもタダでやってあげるから♪」

智「…ばか。」

俺は、そいつを玄関まで見送ると、リビングに戻り、ソファに深く沈んだ。

…さっきまで、行為をしていたあの男と付き合っているわけでも、好きなわけでもない。

カラダだけの関係。

満たされないココロを埋めるかのように、俺は毎晩、想い人ではない男のカラダにしがみつく。

そんなことでしか、この行き場のない想いを、消化する方法を知らないから。

そうしていないと、俺は幸せを願えないから。

あの人への想いは叶うことはないから。

だって、あの人…翔ちゃんは、相葉ちゃんのモノ。

気づいたらどうしようもなく、翔ちゃんのこと、好きになっていた。

しっかりしてる翔ちゃんが、俺には素直に甘えてくれた。

そんな彼が可愛くて。

…愛おしいという感情は、これなんだ、と、初めて知った。

…だけど、相葉ちゃんも俺にとって大切な存在。

だから、俺は2人の幸せを願いたいんだ。

笑ってる翔ちゃんの顔が好き。

でも、そうさせられるのは、俺じゃないから。

正直…嫉妬しないわけじゃない。

毎日、嫉妬だらけ。

…それでも、そんな感情意味ないだろ?

俺には、そんな資格さえもないんだから。

彼が俺に振り向いてくれることなんて、ないんだから。

お願いだから、幸せでいて…

…ずきんと痛む胸を押さえ、俺の目からは、一粒涙がこぼれた。

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