A heart and wound
第3章 変化
智Side
智「…ん……ねむ…」
朝、気怠い体を無理矢理起こして、洗面所へと向かう。
鏡の前に立ち、鏡に映る自分をみると、首元に"あるもの"を見つけた。
智「…うわっ、最悪、こんなとこに…」
…それは、昨日の夜、カラダを重ねた男の残したであろう紅い跡。
…たまに勘違いして、昨日の男みたいに跡を残す奴もいる。
…どれだけ甘い言葉を囁かれたとしても、俺が彼らを心から愛することはない。
それでも、俺だけは違うだろ、と、言わんばかりに。
俺は、その跡に触れた。
智「俺肌黒いし、よく見ないと分からないよね…⁇」
…あいつとも、もうこれで終わりかな?
結構、相性よかったんだけど。
関係を持ってるのは、1人だけじゃないし。
代わりはいくらでもいる。
…たいしたことじゃない。
俺がやってることは、最低なこと。
…分かってるよ、そんなこと。
翔ちゃんは…こんな俺をみたら、俺を軽蔑する?
…むしろ、嫌われた方が、軽蔑された方がまだ楽かもしれない、とさえ思う。
俺は、冷たい水で顔を洗って、リビングに戻った。
時刻は午前6時を回った所。
…そろそろでないとな。
今日は…相葉ちゃんとの雑誌撮影だったっけ?
その時、ケータイがなった。
…見ると、メールを受信したようで、それを開くと、差出人は…翔ちゃんだった。
にやけそうになるのを、必死に堪えながら、急いで本文を開いた。
[智くん、明日の撮影2時間遅れるらしいよ!マネージャーからも聞くかもだけど、一応!後さ…明日撮影終わった後、一緒に飯行かない?…相談があるんだ。]
そんな内容のメールだった。
俺はすぐに返信を打った。
[了解、ありがとう。大丈夫だよ、俺でよければ話くらいなら聞けるから。]
浮かれてること、気付かれないよね?
変じゃないよね?
何度も確認して、送信ボタンを押した。
智「…ん……ねむ…」
朝、気怠い体を無理矢理起こして、洗面所へと向かう。
鏡の前に立ち、鏡に映る自分をみると、首元に"あるもの"を見つけた。
智「…うわっ、最悪、こんなとこに…」
…それは、昨日の夜、カラダを重ねた男の残したであろう紅い跡。
…たまに勘違いして、昨日の男みたいに跡を残す奴もいる。
…どれだけ甘い言葉を囁かれたとしても、俺が彼らを心から愛することはない。
それでも、俺だけは違うだろ、と、言わんばかりに。
俺は、その跡に触れた。
智「俺肌黒いし、よく見ないと分からないよね…⁇」
…あいつとも、もうこれで終わりかな?
結構、相性よかったんだけど。
関係を持ってるのは、1人だけじゃないし。
代わりはいくらでもいる。
…たいしたことじゃない。
俺がやってることは、最低なこと。
…分かってるよ、そんなこと。
翔ちゃんは…こんな俺をみたら、俺を軽蔑する?
…むしろ、嫌われた方が、軽蔑された方がまだ楽かもしれない、とさえ思う。
俺は、冷たい水で顔を洗って、リビングに戻った。
時刻は午前6時を回った所。
…そろそろでないとな。
今日は…相葉ちゃんとの雑誌撮影だったっけ?
その時、ケータイがなった。
…見ると、メールを受信したようで、それを開くと、差出人は…翔ちゃんだった。
にやけそうになるのを、必死に堪えながら、急いで本文を開いた。
[智くん、明日の撮影2時間遅れるらしいよ!マネージャーからも聞くかもだけど、一応!後さ…明日撮影終わった後、一緒に飯行かない?…相談があるんだ。]
そんな内容のメールだった。
俺はすぐに返信を打った。
[了解、ありがとう。大丈夫だよ、俺でよければ話くらいなら聞けるから。]
浮かれてること、気付かれないよね?
変じゃないよね?
何度も確認して、送信ボタンを押した。