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智「…松潤⁇なにしてんの？」

後ろから、声をかけられ、振り返ってみると、リーダーがそこに立っていた。

智「って、なんで泣いてるの⁈」

潤「…えっ⁇」

その時、俺の頬をすっと涙が伝った。

俺…泣いてる…⁇

潤「…え？あれ？なんでだろ…ははは、おかしいなぁ。」

智「…無理して笑わないで。」

そう言うと、リーダーはゆっくりと俺に近付いてきて、頬をつたう涙を指で拭うと、そっと抱きしめて、頭をぽんぽんと撫でてくれた。

智「…でかいよ、松潤。」

潤「…リーダーが小さすぎんだよ。」

リーダーは何も聞かずに、俺が落ち着くまで、ただ、抱きしめてくれた。

潤「…も、大丈夫。…ありがと、リーダー。」

智「…楽屋、行ける⁇」

潤「だ、いじょうぶ。行こう？」

…本当はまだ、翔くんの声が、耳から離れない。

正直言うと…辛い。

だけど、そうも言ってらんないから。

智「そっか…」

潤「…あっ、このこと、誰にも言わないでくれる？…その、変な心配かけたくなくて。」

智「…分かった、でも、本当に辛くなったら吐き出してね？」

潤「…ん。」

短くそう返事をすると、どちらからともなく、楽屋に向かって歩き出した。