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変 態 彼 氏。

第2章 うさぎ系男子

「みやび…」

私の名前を呼びながら抱きつく。

「はいはい、遅くなってごめんね?帰ろっか。」

そんな彼の頭を撫で優しく声をかける。

私の胸の中で頷く彼はすごくかわいい。

…今はね。今は。



「…冬樹、どしたの?」

帰り道突然立ち止まる冬樹。

「…したい。」



「は?」

「だから、したいの。」



「どうしたの?冬樹?大丈夫?」

したいの意味ぐらいわかるけどさ。

ここ普通に公共の場所だよね。うん。

あーやめて。

俯く冬樹は顔が火照っている。

そーゆーの反則。天然で健全か。

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