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裏切りの恋

第2章 遥加と奏

奏はいつも笑ってる。私とは全然違う。その違いが奏に人を惹き付けるんだろう。


「私も奏みたいな人になりたかったな。」

「知ってると思うけど、しょーもないやつだよ?」

「だって奏は、私にはないものをたくさん持ってるよ!苦手もないし、人を惹き付けられるし。」

「でもほんとーにひきつけたいひとはひきつかれてくれないけどね。俺が昔からいまでも諦められない人。可愛くて優しくて、誰彼構わず一緒にいて…ほんと、何が違ったんだろうな…。」


奏がそんなに思ってる人…いいな。奏は私には可愛いなんていってくれない。私に魅力がないのも確かだけど。
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