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男の娘をプロデュース!?

第5章 売り子

早乙女君は私たちと仲良くなり、クラスの他のメンバーとも少しは話をするようになった。

けどほんの少しだ。

積極的に関わろうとしない性格だから劇的に変わったわけではない。

それが早乙女君の望みなんだろうと思い、私たちも無理にみんなの輪に入れようなんて余計なことはしない。


「よお、おはよ、應田」

私が横目で早乙女君を見ていると声をかけられる。

「あ、おはよう……」

挨拶してきたのは廣嶋大知(ひろしまだいち)。
正直あまり好きな男じゃない。

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