テキストサイズ

隣の家の子犬さん

第8章 恐怖を感じないで

唇が離れるのが分かって目を開ける。

和也「そんな顔しないでよ。帰したくなくなるでしょ?」

だって…まだ…本当は…

俺はギュッと二宮君の服の裾を掴む。

雅紀「んっ…」

顔を上げられ唇が重なる。

二宮君が俺の目を見つめる…

雅紀「か…ず…」

和也「好きだよ…雅紀…」

ギュッと抱きしめられながら言われた。

雅紀「うん…俺も…」

俺は二宮君の温かさを感じて家に戻ることにした。

シャワーを浴びて自分の体に触れる。

雅紀「熱い…」

シャワーに濡れて熱いじゃなく…

きっと…

二宮君と体を重ねたから…

雅紀「大丈夫かな…俺…」

変な感じになって引かれてたりとか…

でも、二宮君にあんなことがあったなんて…

これからが少しばかり心配になっていく…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ