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いや……いやいやいや！！
え、カボチャ、カボチャが喋った！！！

「あ、アリスさん、か、カボチャが、しゃ、喋って、ます……！！」
「喋って、ますね……」
「ボク、君が毎年毎年一所懸命育っててくれてるカボチャだよ！他にも兄弟がいるんだよ！ボクたち畑で君をずっと見てたんだ！だから、どうしても君の助けになりたくって、たまたま通りかかった魔法使いのおばあさんとうさぎのお兄さんに頼んだんだ！そうしたら、こうして動けるようになったんだよ！！」
｢うさぎの、お兄さん……？？｣
｢魔法使いの、おばあさん……？？｣

2人とも首を傾げつつ、カボチャの言っていることを確かめることにした。

アリスは、ダニエルが何か仕組んでいるのではないかと考えたが、まずはシンデレラさんをどうにか舞踏会へ送り届けることが先だと考えた。


そして、外へ出てみると――