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失くした恋の癒し方

第4章 新しい恋

「わたし…まだ、好きだとも言えないし…
第一、谷原さんの事は何も知らないのよ」


「ここの所、麗華笑顔が少なかったでしょ!?

気付かない振りをしていたけど、辛い恋をしていたのかなって思ってたんだ…

でも最近明るくなったし、谷原さんと話す時の麗華、とても可愛いわよ」


ちあきが見つめる先には、谷原さんが居るのに、私の事を応援してくれるなんて…

でも、嬉しかった。


「ちあきは…いいの?谷原さん」


「何言ってるの!
この会社にはもっと良い男が沢山居るのよ。


言いながら無邪気に笑う。

「私、恋を始めてみようかな…」


思いを言葉にした瞬間、心が温かくなるのを感じた。


思い出す度に悲しく苦しかった恋とはサヨナラ出来る。
今度は穏やかな気持ちで恋愛を楽しもう!


そう思った…



その時は…――



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