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齧りかけの林檎

第12章 ● 君とお鍋 ♂side




海苔とかも駆使してやってくれていて

めんどくさかっただろうと思うのに、

嬉しすぎてどうしたらいいかわからなかった。




「隣、座っていい?」



1畳分くらいしかない、小さなカーペットの上に

彼女が申し訳なさそうな顔で来たから、

思わず抱きしめてしまった。




「歩くん!?なに!?」



抱きしめた腕の中で、少しだけジタバタしている。



「おれ、すっげぇ嬉しい・・・。

 ありがとう・・・」




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