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齧りかけの林檎

第3章 ● 待つ君の ♀side




少しソワソワした気持ちで、

もうすぐ定時の17時になる時計の針を、

じっと見ていた。




もう片付けは済ませた。




いつでも帰れる。




同僚も、やっと今週も終わったー!と

体をぐーっと伸ばしながら定時になるのを

今か今かと待っているようだった。



これから飲みにでも行くのだろう。








そんな気の抜けた時間に、









一本の電話・・・・・・・・・・。














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