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齧りかけの林檎

第4章 ● 待つ君の ♂side




19時までしか、この図書館は開いていない。




もしかしたら来ないかもしれない。




でも逢えないまま家に帰るなんて、出来なかった。













しばらくすると閉館の放送が流れて、

本を読んでた人や勉強をしていた人達が立ち上がった。





とりあえず外に出ようと思い、

広げていた教科書やノートをバッグにしまう。









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