ドラクエらんど
第13章 裏切り者
銀髪の青年の瞳はよく見たら赤く光っていた。
「悪いが断る」
れんじさんは迷うことなく、そう答えた。
そして歩きだそうとした時、
「そいつは一度死んだだろう?」
「…っ!」
あたしたちはビックリして、銀髪の青年の顔を直視した。
「そうなるのは蘇生術の力が不十分なせいだ。そのままではいずれ死ぬだろう」
「!!」
あたしは苦しむ月影さんの顔を見た。
月影さんが苦しんでるのは
あたしのせいだったの………?!
「…奴の言うことは気にするな!」
月影さんを支えながら、れんじさんが再び歩き出す。
『大丈夫…そらじいさんだってレベル99だぴょん! きっとなんとかしてくれるぴょん!』
うさぴょんもあたしを励ましてくれる。
そうだよね…
そらおじいさんなら勇者だしきっと…
「クックック。馬鹿が、ただの人間に何ができる!」
バサバサッと何かが羽ばたく音がした。
そしてあたしたちの前に黒い物体が舞い降りる。
「……っ!!」
それは銀髪の青年だった。
背中には大きな黒い羽根が生えている。
「……うそっ……」
あたしたちは後ずさった。
銀髪の青年は人間ではなかった。
「死ね」
赤い瞳が怪しく光る。
「みんな、逃げろ…!!」
「ダメ───────!!」
れんじさんが叫ぶ声と、誰かが叫ぶ声が同時に聞こえた。
「悪いが断る」
れんじさんは迷うことなく、そう答えた。
そして歩きだそうとした時、
「そいつは一度死んだだろう?」
「…っ!」
あたしたちはビックリして、銀髪の青年の顔を直視した。
「そうなるのは蘇生術の力が不十分なせいだ。そのままではいずれ死ぬだろう」
「!!」
あたしは苦しむ月影さんの顔を見た。
月影さんが苦しんでるのは
あたしのせいだったの………?!
「…奴の言うことは気にするな!」
月影さんを支えながら、れんじさんが再び歩き出す。
『大丈夫…そらじいさんだってレベル99だぴょん! きっとなんとかしてくれるぴょん!』
うさぴょんもあたしを励ましてくれる。
そうだよね…
そらおじいさんなら勇者だしきっと…
「クックック。馬鹿が、ただの人間に何ができる!」
バサバサッと何かが羽ばたく音がした。
そしてあたしたちの前に黒い物体が舞い降りる。
「……っ!!」
それは銀髪の青年だった。
背中には大きな黒い羽根が生えている。
「……うそっ……」
あたしたちは後ずさった。
銀髪の青年は人間ではなかった。
「死ね」
赤い瞳が怪しく光る。
「みんな、逃げろ…!!」
「ダメ───────!!」
れんじさんが叫ぶ声と、誰かが叫ぶ声が同時に聞こえた。