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ドラクエらんど

第2章 メラメ~ラ

このアプリと今起きている現実は連動している?
そんなバカな……。



「そう、りょ…? 俺はせん、しがいぃ…」



瀕死状態になりながらもトシヤは強がりを言う。



「ばかね! これはただのゲームじゃないのよ! HP(体力)が0になると本当に死ぬのよ!」



女性は大きな声で叫んだ。



「……マジで?」



確かに、目の前のトシヤは今すぐにでも死にそうな感じだ。



「本当よ…。私の友達は遊び人を選択して、何もできずに死んでしまった…」

「!」

「こんなアプリに手を出さなきゃ良かった!」



女性は今にも泣き出しそうな表情で僕たちを見た。
彼女が嘘を言ってる風には見えない…。



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