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ドラクエらんど

第2章 メラメ~ラ

「それが本当なら回復系は必要だよな…」

「あなたが登録して彼を回復するっていう手もあるわ。ただし、一度登録したら退会はできない」

「!」



トシヤは僕をチラリと見た。
僧侶になってほしい、と訴えてる目だ。



「えっと、君……」

「『まあや』よ」

「まあやさんは魔法使い?」

「そうよ。まだメラしか使えないし、薬草もさっき使ってしまったの。あなたが僧侶になってくれるなら正直助かるわ…私もまだ始めたばかりだし、よくわからないのよ…」



僕は正直迷った。
助けたい気持ちはある。
でももし、死んだらどうなるんだ?



「その友達はどうなったの…?」


僕は恐る恐る聞いてみた。



「…棺桶に入れられてそのまま。ゲームでは連れて歩けるけどここでは無理みたい」

「マジか…」


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