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ドラクエらんど

第17章 選ばれしもの

「でも…まぁ、なんだかんだ言いつつ、一生懸命なところはあるかな。
なんかほっとけないっていうか……弟みたいな感じ」



あの時…友達や私のために僧侶になって、私を回復してくれた。
アキラくんが居なかったら、私すでに死んでたかもしれないのよね。


だから私…。
アキラくんは命の恩人だから、あまり憎めないんだわ…。



「へ~なんかいいですね! 仲間、みたいな感じで…」

「そういうゆりちゃんこそ、ひなたくんとはどうなの? 付き合ってるの?」

「えっ…、なんであたしがひなた先輩のこと好きってわかったんですか?//」



いや、どう見てもわかるでしょ。



「告白はしたの?」

「それがぁ…フラれちゃいました」

「あらら…」



ゆりちゃんには悪いけど、多分そうじゃないかと思った。



「ひなた先輩、誰も好きにならないって…」



ひなたくんはちょっと闇背負ってそうだもんね…。



「でもそうは言ってても、恋は自然に生まれるものだし、もう少し頑張ってみたら?」

「はい、 頑張ってみます…!」



恋かぁ…。
前彼との結婚がダメになってから、恋してないんだよね。

この世界で、私も素敵な王子様に逢えたらいいんだけど☆



「……」



はあっ…
自分で言ってて気持ち悪くなっちゃった(笑)




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