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「ひーーーーなーーーーたぁくぅぅぅぅん！」


僕は叫びながら、床に着地した。



皆さん、ただいまです！！！！！
アキラ、戻って参りましたぁ！！



「ぐえっ」



床に着地した途端、誰かが僕の身体に覆い被さってきた。
その誰かとは…



「ちょ、オッサン！ 重いって！」

「誰がオッサンじゃ。おれはまだピチピチの30歳だぞ」



僕の目の前にいる、このオッサン。
実はさっき知り合ったばかりで…。



「30歳って、オッサンじゃないんですか」



オッサン…もとい、昭玄さんは僕がルーラで飛ばされた土地で、魔物に襲われてるところを助けてくれた恩人だ。



「ばかやろ、男は30からだぜ？」



見た目はやくみつるを３発蹴りあげた感じ？で、袈裟を身に付けている。いかにも僧侶って感じの坊さんだ。
で、精進料理に飽きたらしく、なぜかいつもフライドチキンの骨をくわえている。



「助けた礼に、フライドチキン奢れ」



と言われて、ベルガラットに行くためにルーラを唱えたんだけど…どうやらまたここに戻ってきてしまったらしい。

せめてベルガラットにいるみんなに伝えたかったのにな…。



「おい、ありゃなんだ」


昭玄さんがあるところを指差す。