
ドラクエらんど
第22章 星見の塔 (後編)
ブーーーン……
「あひゃあ!」
「なに? 変な声出さないで、やんす」
「い、今っ…耳元で音がっ…」
あっしは肩をすくめて左右を振り返りました。
「あれ? なにもない…」
「違う、上だ」
昭玄殿の声で全員上を見上げると、そこには巨大なハチがいち、に、さん、し、ご…六ぴきもいました。
ブウウウンッ
このでかさはただのハチではなさそうです。
あっしらに気づいてるのか気づいてないのか、ハチたちはその場から動きません。
「よし…今のうちにそぉっと逃げるんだ」
昭玄殿の言葉に皆コクッと頷き、あっしらは身を屈めながらハチから離れようとしました。
「う…えっくしょん!!」
「!?」
たった今「そぉっと逃げるんだ」と言っていた昭玄殿が盛大なくしゃみを披露してくれました。
「…やべぇ」
おもいっきりハチと目が合ってしまいました…。
しかも
《《《――――♪♪♪――――》》》
皆のスマホから一斉に戦闘音楽が鳴り響き、それが戦闘の合図になって…。
「みんな、気を付けて!!」
あっしらはそれぞれ武器を構えました。
つくし殿→グリンガムのムチ
ひなた殿→レイピア
昭玄殿→ロングスピア
ヒイラギ殿→兵士の剣
あっし→まどうしの杖
「あひゃあ!」
「なに? 変な声出さないで、やんす」
「い、今っ…耳元で音がっ…」
あっしは肩をすくめて左右を振り返りました。
「あれ? なにもない…」
「違う、上だ」
昭玄殿の声で全員上を見上げると、そこには巨大なハチがいち、に、さん、し、ご…六ぴきもいました。
ブウウウンッ
このでかさはただのハチではなさそうです。
あっしらに気づいてるのか気づいてないのか、ハチたちはその場から動きません。
「よし…今のうちにそぉっと逃げるんだ」
昭玄殿の言葉に皆コクッと頷き、あっしらは身を屈めながらハチから離れようとしました。
「う…えっくしょん!!」
「!?」
たった今「そぉっと逃げるんだ」と言っていた昭玄殿が盛大なくしゃみを披露してくれました。
「…やべぇ」
おもいっきりハチと目が合ってしまいました…。
しかも
《《《――――♪♪♪――――》》》
皆のスマホから一斉に戦闘音楽が鳴り響き、それが戦闘の合図になって…。
「みんな、気を付けて!!」
あっしらはそれぞれ武器を構えました。
つくし殿→グリンガムのムチ
ひなた殿→レイピア
昭玄殿→ロングスピア
ヒイラギ殿→兵士の剣
あっし→まどうしの杖
