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ドラクエらんど

第25章 ミッドガル

僕たちは無事、ソルジャーになるための訓練に合格した。

つまり野獣退治は抜き打ちテストだったようで、合格した者はごく僅かだった。



「ソルジャーになるためには筆記試験もあるらしいからな、ちゃんと見ておいた方がいいぜ」


テリーが僕たちにそう言い放つ。



僕は台座に乗っている神羅カンパニープレジデントの銅像を見上げた。

いかにも極悪人という顔をしている。
しかも金色の銅像にするなんて趣味が悪い。



ふと隣にいるテリーの横顔を見ると、なぜか険しい表情で銅像を睨んでいた。



「テリー?」


「あぁ…なんでもない。次に進もう」



テリーはそう言うと奥へと進んだ。



まぁ…神羅カンパニーに入社しても、個人的に好きになれない人はいるだろうな。



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