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ドラクエらんど

第7章 ぴょんぴょん

「僕はトシヤを見殺しにした。本当ならこの場にいるのはトシヤだったのに」

「………」

「それにはっきり言って僕はみんなの足手まといになる。まあやさんや月影のように闘う意志がないからな…」



いざとなっても動けない人間。
それがトシヤを死に追いやってしまった。
生きて闘うべき人間はトシヤだったのに。



「………本当にあれがトシヤさんに見えるんですか?」

「………え?」

「トシヤさんがあなたのせいで死んでしまったといって、恨んでると思ってるんですか?」



月影が落ち着いた声でそう言った。
僕はもう一度、ゾンビの群れに目を向けた。



ゾンビの群れはすぐそこまで来ていた。
僕を襲った変態ゾンビも、トシヤのゾンビも…。



「…………ん?」



よく目を凝らして見ると、ゾンビの顔がはっきりと見えてきた。
それは人の顔ではなく、なんと全員馬の顔だった。



「!!」



げ、幻覚………!?



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