箱……弐
第2章 箱の中……延命
父の年金をあてにしている時点で…
私たち一家の……
生活レベルは―――――…
薔薇色とは言えない…
年を取ると…
病院にも行く回数は増える…
私が…
動けなくなったら――…
父と母も―――――――…
しかし…私が生きて行くには…
父が生きている事も…
条件で―――…
ああ……
若いときに…
もっと――――――――…
「――――――…ふふふ…
今更――――…遅すぎる…」
私は、明日も…
明後日も―――――――…
明明後日も――――――…
来月も―――――――…
来年も――――――――…
この場所で…
この寒い家で―――――…
生き長らえるために……
父と母を――――――…
生かし続ける―――――…
私たち一家の……
生活レベルは―――――…
薔薇色とは言えない…
年を取ると…
病院にも行く回数は増える…
私が…
動けなくなったら――…
父と母も―――――――…
しかし…私が生きて行くには…
父が生きている事も…
条件で―――…
ああ……
若いときに…
もっと――――――――…
「――――――…ふふふ…
今更――――…遅すぎる…」
私は、明日も…
明後日も―――――――…
明明後日も――――――…
来月も―――――――…
来年も――――――――…
この場所で…
この寒い家で―――――…
生き長らえるために……
父と母を――――――…
生かし続ける―――――…