テキストサイズ

誘惑のサンタクロース

第5章 その後☆




なんだ、やっぱり聖弥くんは

魔法使いではなかったのか。




安心したような、ガッカリしたような。




「期待はずれ、だった?」


「んーん、嬉しい。

 そんなにわたしのこと考えてくれて

 すごく嬉しいよ」




彼に寄りかかり、そう言った。




でも、わたしにとって

やっぱり星弥くんは魔法使いだ。




わたしのことをこんなにも

幸せにしてくれるんだもん。




こんなにかっこよくて、やさしくて

こんなにわたしのことを考えてくれて

好きだと言ってくれるなんて、

わたしには考えられないことだし。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ