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第17章 休日の朝
(二宮side)
ちゅっ…
手のひらに、キスを落としていく。
櫻「二宮くん、マジで何して…」
「嫌です」
櫻「え?」
「翔くんは俺の傷を治そうと努力してくれてる…。なのに俺はなにもできない。無力なんだ」
櫻「そんなこと…」
「俺は、翔くんの全てが好きだから…この痕も、全てが好き…」
俺は、無力だ。
翔くんのために、してあげれることなんてなにもない。
だから…これくらいのことはさせてよ。
『翔くんの傷も治したい』
って、伝えさせてよ。
櫻「二宮くんは無力なんかじゃないよ」
翔くんが喋っているのを聞きながら、
俺は手のひらにキスをした。
櫻「だって、二宮くんが隣にいるだけで俺は幸せなんだから」
「え?」
俺は、たまらず顔をあげる。
櫻「それって凄いことじゃない?」
ニカッて笑って、俺の髪をくしゃとしながら頭を撫でた。
櫻「あのパソコンだって、俺が二宮くんの顔が見れないのが辛いから買ったんだし」
「え、プレゼントじゃないの?」
櫻「ご、ごめん…ただの口実…」
なんだ。
寂しいのは、翔くんも一緒だったんだ。
ちゅっ…
手のひらに、キスを落としていく。
櫻「二宮くん、マジで何して…」
「嫌です」
櫻「え?」
「翔くんは俺の傷を治そうと努力してくれてる…。なのに俺はなにもできない。無力なんだ」
櫻「そんなこと…」
「俺は、翔くんの全てが好きだから…この痕も、全てが好き…」
俺は、無力だ。
翔くんのために、してあげれることなんてなにもない。
だから…これくらいのことはさせてよ。
『翔くんの傷も治したい』
って、伝えさせてよ。
櫻「二宮くんは無力なんかじゃないよ」
翔くんが喋っているのを聞きながら、
俺は手のひらにキスをした。
櫻「だって、二宮くんが隣にいるだけで俺は幸せなんだから」
「え?」
俺は、たまらず顔をあげる。
櫻「それって凄いことじゃない?」
ニカッて笑って、俺の髪をくしゃとしながら頭を撫でた。
櫻「あのパソコンだって、俺が二宮くんの顔が見れないのが辛いから買ったんだし」
「え、プレゼントじゃないの?」
櫻「ご、ごめん…ただの口実…」
なんだ。
寂しいのは、翔くんも一緒だったんだ。