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第22章 あなたよりも大きな愛は どこにもないんだよ
(二宮side)
訪ねた。
大野の店に。
「お久しぶりです」
大「あ…うん…」
気まずかった。
大「今日は…どうして?」
大野は、内心ビクビクしてたと思う。
「俺、戻ります。」
大「え?」
「戻ります。元の時間軸に」
大「ど、どうして…」
「翔くんをお願いします」
俺は、深々と頭を下げた。
大「や、やめてよ!頭、あげて!」
「大野さんが!大野さんが、わかったって言ってくれるまで…」
涙が落ちた。
床に、ポタッと落ちた。
大「なんでっ!二宮くんは、翔ちゃんが好きなんじゃ…」
「それは…」
ゆっくりと、息を吸って吐いた。
「大野さんだって、同じですよね」
大「え…」
俺が、決めたんだ。
戻るって。
やり直すって。
大切なものが見つかったから。
何が、大事かわかったから。
「お願いします。俺、翔くんが大切なんです。だから、貴方なら…貴方なら…翔くんを…っ…はぁ…」
声にならない。
「翔くんを…お願いします…」
訪ねた。
大野の店に。
「お久しぶりです」
大「あ…うん…」
気まずかった。
大「今日は…どうして?」
大野は、内心ビクビクしてたと思う。
「俺、戻ります。」
大「え?」
「戻ります。元の時間軸に」
大「ど、どうして…」
「翔くんをお願いします」
俺は、深々と頭を下げた。
大「や、やめてよ!頭、あげて!」
「大野さんが!大野さんが、わかったって言ってくれるまで…」
涙が落ちた。
床に、ポタッと落ちた。
大「なんでっ!二宮くんは、翔ちゃんが好きなんじゃ…」
「それは…」
ゆっくりと、息を吸って吐いた。
「大野さんだって、同じですよね」
大「え…」
俺が、決めたんだ。
戻るって。
やり直すって。
大切なものが見つかったから。
何が、大事かわかったから。
「お願いします。俺、翔くんが大切なんです。だから、貴方なら…貴方なら…翔くんを…っ…はぁ…」
声にならない。
「翔くんを…お願いします…」