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第3章 心の奥を揺さぶるpassion

(二宮side)

今日も、家に帰ると愛しの彼が待っている。

「ただいま~」
櫻「おかえり、てか醤油切れちゃったんだけど」
「翔くんが使いすぎなの」
櫻「そんなことないし」

彼と出会ったのは2年前。
バイト先で知り合った。

櫻「あ、テレビ始まる」

翔くんは、俺と付き合ってる。

でもね…最近、翔くんは俺に隠し事をしてる。

「ねぇ、翔くん…」
櫻「ん?」
「俺に秘密で…誰かに会ってない?」

翔くんの顔が歪んだ。

櫻「なんで?」
「いや…なんとなく…」
櫻「なんとなくで聞かないでよ」
「…ごめん」
櫻「あ、洗濯機回さないとだから、また明日」

俺の返事すら聞かずに、翔くんは
俺の家から出ていった。

「はぁ…」

もうそろそろ、破局は近いのかな…。

なんて、嫌なことを考えていた。

でも…もしも願いが叶うなら…。
出会いから、やり直したい。

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