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第4章 柔らかな痛みの中で
(櫻井side)
二宮くんが、泣き出したと思うとすぐに謝った。
「どうしたの?」
ニ「ごめんなさい…ごめんなさい…」
俺の腕を掴んだ。
二宮くんの手には、強いとはいえない力が入っていた。
「大丈夫だから…ね?」
俺は、二宮くんを抱き寄せて背中をさすった。
ニ「ほんとに…ごめんなさい…」
落ち着いたのか、俺の腕から離れた。
「大丈夫?なんともない?」
ニ「はい…ごめんなさい」
「ううん。」
ニ「ご飯、冷めちゃいますね」
二宮くんの笑顔は、引きつっていた。
どうして謝るの?
なんで泣いてるの?
とか、いろんなことを聞きたかったけど勇気が出るはずもなく…。
「ビール…どうする?」
ニ「あ、冷蔵庫に…閉まっちゃってください」
久々だから、忘れてたのかもしれない。
恋ってこんな感じなんだ。
相手の事が、異常なほど気になったり
胸がぎゅーって締め付けられたり…。
ニ「櫻井さん?俺の顔になんか付いてますか?」
「え?」
ニ「いや…なんか見つめられてたんで」
恥ずかしそうに笑う顔も、引きつっていて…。
なんだか、寂しくなった。
二宮くんが、泣き出したと思うとすぐに謝った。
「どうしたの?」
ニ「ごめんなさい…ごめんなさい…」
俺の腕を掴んだ。
二宮くんの手には、強いとはいえない力が入っていた。
「大丈夫だから…ね?」
俺は、二宮くんを抱き寄せて背中をさすった。
ニ「ほんとに…ごめんなさい…」
落ち着いたのか、俺の腕から離れた。
「大丈夫?なんともない?」
ニ「はい…ごめんなさい」
「ううん。」
ニ「ご飯、冷めちゃいますね」
二宮くんの笑顔は、引きつっていた。
どうして謝るの?
なんで泣いてるの?
とか、いろんなことを聞きたかったけど勇気が出るはずもなく…。
「ビール…どうする?」
ニ「あ、冷蔵庫に…閉まっちゃってください」
久々だから、忘れてたのかもしれない。
恋ってこんな感じなんだ。
相手の事が、異常なほど気になったり
胸がぎゅーって締め付けられたり…。
ニ「櫻井さん?俺の顔になんか付いてますか?」
「え?」
ニ「いや…なんか見つめられてたんで」
恥ずかしそうに笑う顔も、引きつっていて…。
なんだか、寂しくなった。