カレンダー
第5章 揺らぐことのない思いを
(二宮side)
“ここだ”そう思った。
毎晩、毎晩辛くて泣いてた。
胸が痛くて、苦しくて…。
会うたび、会うたび
その思いは募る一方で…。
「いつ気づいてくれるんですか…」
小さい声で呟いた。
もう、我慢の限界だったんだ。
櫻「お、俺は…」
困ってる。
翔くんを困らせてる。
駄目なのに、困らせたら駄目なのに…。
「櫻井さん…」
櫻「ん?」
どっちにしろ、変わらなかった。
結局、自分に負けるんだ。
「俺……」
この辛さから、抜け出す為だけに自分の弱さにつけこむんだ。
「櫻井さんのこと…」
『もう、和とはやっていけないと思う』
二度と、あんな言葉を聞きたくない。
絶対にやだ。
櫻「二宮くん」
「…俺、櫻井さんのこと」
櫻「言わないで」
「え…」
櫻「その先は、言ったら駄目」
どうして止めるの?
なんで?
頭に疑問符が溢れるほど浮かんでくる。
櫻「二宮くん…」
翔くんは、再び俺を抱き寄せた。
櫻「俺が、言うから」
「えっ…」
櫻「ちゃんと…俺から言うから」
ぎゅっと、強く俺を抱き締めた。
この、翔くんの腕がどれだけ安心できる場所なのか。
それは、ずっと前から知ってるのに。
櫻「二宮くん、好きだよ」
なんでこれだけ、自分をコントロール出来なくなっちゃうんだろ。
「櫻井さん…んくっ、んっ」
もう…止まんないよ…。
櫻「二宮くん、好き」
「俺も…好きで」
翔くんの顔が、目の前にあった。
その瞬間、キスされた。
“ここだ”そう思った。
毎晩、毎晩辛くて泣いてた。
胸が痛くて、苦しくて…。
会うたび、会うたび
その思いは募る一方で…。
「いつ気づいてくれるんですか…」
小さい声で呟いた。
もう、我慢の限界だったんだ。
櫻「お、俺は…」
困ってる。
翔くんを困らせてる。
駄目なのに、困らせたら駄目なのに…。
「櫻井さん…」
櫻「ん?」
どっちにしろ、変わらなかった。
結局、自分に負けるんだ。
「俺……」
この辛さから、抜け出す為だけに自分の弱さにつけこむんだ。
「櫻井さんのこと…」
『もう、和とはやっていけないと思う』
二度と、あんな言葉を聞きたくない。
絶対にやだ。
櫻「二宮くん」
「…俺、櫻井さんのこと」
櫻「言わないで」
「え…」
櫻「その先は、言ったら駄目」
どうして止めるの?
なんで?
頭に疑問符が溢れるほど浮かんでくる。
櫻「二宮くん…」
翔くんは、再び俺を抱き寄せた。
櫻「俺が、言うから」
「えっ…」
櫻「ちゃんと…俺から言うから」
ぎゅっと、強く俺を抱き締めた。
この、翔くんの腕がどれだけ安心できる場所なのか。
それは、ずっと前から知ってるのに。
櫻「二宮くん、好きだよ」
なんでこれだけ、自分をコントロール出来なくなっちゃうんだろ。
「櫻井さん…んくっ、んっ」
もう…止まんないよ…。
櫻「二宮くん、好き」
「俺も…好きで」
翔くんの顔が、目の前にあった。
その瞬間、キスされた。