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第10章 キツめのtiming
(二宮side)
櫻「いただきます」
「いただきます」
二人で手を合わせ、箸を持つ。
翔くんは、白米と俺が作ったハンバーグを交互に口に運んでいた。
さっきのことがあったから、会話は一切なくただただ口に食べ物を運んだ。
「……ごちそうさまでした」
俺は、空っぽになった食器をキッチンに運んだ。
櫻「二宮、くん」
翔くんが戸惑いの色をまといながら、
俺に話しかけた。
「なんですか?」
櫻「ご飯、美味しかったよ」
翔くんは、優しい視線を俺に送った。
「あ、ありがとう」
やっぱり、嬉しくて。
櫻「俺も…手伝うよ」
翔くんが、隣にきて食器を一緒に洗い始めた。
「ありがとう…櫻井さ」
櫻「いいよ」
「え?」
俺より背の高い翔くんを見上げる。
櫻「えっと…『翔くん』でいいよ」
「え?」
櫻「さっき…『翔くん』って言ってたからさ」
「ウソッ」
櫻「ほんと」
うわぁ…。
口、滑ってたかぁ…。
櫻「あんまり、深くは聞かないけども二宮くんが言いたくなるまで待つから」
翔くんが優しすぎる。
櫻「ね?」
また優しく笑った。
「はい」
俺も笑い返した。
櫻「俺は、二宮くんのままでいい?」
「え?」
櫻「あ、いや…なんでもない」
翔くんは、耳まで顔を真っ赤にした。
「好きに呼んでください」
櫻「わ、わかった」
櫻「いただきます」
「いただきます」
二人で手を合わせ、箸を持つ。
翔くんは、白米と俺が作ったハンバーグを交互に口に運んでいた。
さっきのことがあったから、会話は一切なくただただ口に食べ物を運んだ。
「……ごちそうさまでした」
俺は、空っぽになった食器をキッチンに運んだ。
櫻「二宮、くん」
翔くんが戸惑いの色をまといながら、
俺に話しかけた。
「なんですか?」
櫻「ご飯、美味しかったよ」
翔くんは、優しい視線を俺に送った。
「あ、ありがとう」
やっぱり、嬉しくて。
櫻「俺も…手伝うよ」
翔くんが、隣にきて食器を一緒に洗い始めた。
「ありがとう…櫻井さ」
櫻「いいよ」
「え?」
俺より背の高い翔くんを見上げる。
櫻「えっと…『翔くん』でいいよ」
「え?」
櫻「さっき…『翔くん』って言ってたからさ」
「ウソッ」
櫻「ほんと」
うわぁ…。
口、滑ってたかぁ…。
櫻「あんまり、深くは聞かないけども二宮くんが言いたくなるまで待つから」
翔くんが優しすぎる。
櫻「ね?」
また優しく笑った。
「はい」
俺も笑い返した。
櫻「俺は、二宮くんのままでいい?」
「え?」
櫻「あ、いや…なんでもない」
翔くんは、耳まで顔を真っ赤にした。
「好きに呼んでください」
櫻「わ、わかった」