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第15章 リアルと繋がるリセット

(櫻井side)

「…おはよ」
二「ん~、おはよ…」

目を擦りながら、起き上がる。
そしたら、ポケーっとしながら俺の顔を見た。

二「くふふ。翔くんの痕♡」

首筋を指した。
でも、ズレてる(笑)

「ここだよ」

指を正しい場所に直した。

二「くふふ」

中途半端に寝転んでいた俺に、抱きついた。

「うわっ!」

完全に押し倒された。

二「はぁああ♡」

にこにこしながら、ため息を吐いた。

「朝から、どうした?」

今日は、二人とも仕事が休み。
だからゆっくりすることができる。

二「ん~?なんでも~?」

グリグリと俺の胸に頭を押し付けた。

「あー、可愛いなぁ」

グリグリしてる頭を抱き抱えた。

しばらく、抱き合っていた。

二「あ!」

急に、顔をあげた。

「ん?どうした」
二「家、ずっと帰ってないから…いろいろ溜まってる…」

そうだね。
ずっと、俺ん家に泊まってたからね。

洗濯物とか、洗い物とか…。

二「一旦、帰ります」
「はーい」

普通なら、止めるけど…。
『一旦』がついてるから止めない。

二「翔くん、翔くん」
「ん?」
二「大好きだよ♡」

なんて、なんて可愛いことを…。

俺をキュン死にさせる気か!

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