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まなかなかなかの…

第1章 2014年12月22日(月) 大切な人から卒業してきたよ



もう不安になってしょうがない

なんだろうね、この熱がある時の不安さ、心細さ、ネガティブさ…。


だから妹ちゃんに電話しちゃった

忙しそうにしながらも、付き合ってくれたよ

初めてね、あの場所から逃げた背景…っていうのかな、あの場所はこういう場所でね、まなかはこういう立場に立ってたんだって話をきちんと人に話したの

それが嫌だったとは話してないけど、妹ちゃんは察したかもな…。

どう思ったんだろう。

時々、わかるわかるって言いながら聞いてくれたけど、お姉ちゃんって本当は弱いんだとか思われてそう。。。

あー、もう。


妹ちゃん、リビングで電話してた気がする

珍しくパパが早く帰ってきたみたいで、電話の途中で妹ちゃんがパパに「お姉ちゃん熱あるみたいなんだけど、パパも体調悪くて早く帰ってきたの?」って言ってたから…。

ママも「あ、電話まなかなの。何度あるって?」って妹ちゃんに言ってたし…。

弟くんも「まなかに早く家に帰っておいでよって言って?」って言ってたし。

……もしかしてまなかと妹ちゃんの会話、聞こえてた?

しつこく聞かれても、ずっと黙ってたのにな…

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