無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

…まなかがいたの。
なんか少し可愛らしくなったまなか。
見た目じゃなくて性格が。
守ってってタイプ。
少し弱ってた。
甘えてた。

まなかは抱きしめられてるの。
可愛い顔した男の人に。
でも腕とか力とかは男らしかった。
JUMPの知念さんみたい。
それか千葉雄大くんとか。
なんか少し違うけど。
やっぱり知念さんがいい。
そんな人に強く抱きしめられてて。
離さないって感じで強く強く。

男の人は壁に少しもたれて座ってて。
足を立てて座ってるの。
まなかはその足の間に入って。
あれは体操座りか。
ほら小学生の時の集会の時の座り方。
足を腕で抱えて座ったでしょ？
その座り方で男の人にもたれてた。
背中を男の人に付けるんじゃなくて。
横向きになってて。
肩とか腕とかが男の人に触れてた。

男の人はそのままぎゅってしてきて。
苦しいぐらいぎゅってしてきて。
優しくしてくれた。
頭なでなでとかしてくれたし。
優しく包んでくれた。
恋人だったんだと思う。
まなかは全て預けてる感じ。

場面が変わって。
なんかまなか妊婦さんだった。
しかも子供が他に2人いるの。
で、あの男の人もいて。
みんなで大きいお風呂に入ってるの。
でもまなかは遠くから3人を見てるの。
あ、妊婦さんだからかな。
3人が騒いでるのを見てて。
心が温かくなる感じだったの。
で、男の子の顔を思い出した。
あ、もう1人子供がいたの。
でも死んじゃって。
多分だから抱きしめられてたの。
そう、何かあって死んじゃったの。
だから男の人は抱きしめてくれたの。
で、騒いでるのを少し見て。
そしたら男の人が微笑んでくれて。
まなかも微笑み返したんだ。