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元風嬢、でも良いじゃない。

第1章 制服で征服。

携帯を無くした。






これがきっかけで、私のJK好き勝手期が終わる。




たかが携帯、されど携帯。






色々な大人の番号が入った私の携帯はある日突然行方不明になり、
今まで連絡を取っていた人たちとも一切連絡が取れなくなったのである。




両親を説得しようにもすぐには新しい携帯は買ってもらえず、家の手伝いをしながら1か月後に新しいものを買ってもらった。



自分で買いには行けなかった。バイトをしていない私がそこまでの大金をすぐすぐ持って買いに行くなんて、不自然極まりないからである。



新しく買ってもらった携帯には勿論誰のアドレスもない。毎週あっていたあの人たちの連絡先も勿論無い。そんな中、私はある人に連絡した。



純粋に出会い系で遊んでいる時に出会った男性(ヨシ)である。




幸い、アドレスが簡単で覚えやすかったこともあって、すぐに連絡をとれた。ちなみに、彼には何故か全てを話していた。自分が何をやってきていたのか、進行形でその都度。彼はいつも私を咎めていたのだが、私が聞く耳持たず連絡を切るというとんでもなく失礼な態度をとっていた。それにもかかわらず、何故か縁は切れず、何かあれば話をしていた。ちなみにこのときはまだヨシには実際にあっていないし、メールや電話だけでの繋がりであった。



でもそんな彼が言った。







『折角(会ってた人と)連絡切れたんだし、この際普通にバイトを始めてみたらいいんじゃないかな?働くって悪くないよ。君は頭が悪いわけじゃないから、大丈夫、やっていける。』

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