無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

『どうしよー？』


正直、ミカに困っている様子はあまり見受けられなかった。


彼氏の浮気を疑い始めた矢先に、男の人が近寄ってきた。


乗り換えるには絶好のタイミングだ。



《とりあえず様子見るしかないでしょ。ミカが困ってるうちは、どうにもならない。》


『そうだけどー。でも店長イケメンだしねー。』


《そうかなー？》


『セナは？カズとはどうなったの？』


《特に何もないけど？》


『カズはねーセナのことが好きだよ。絶対。あんな話すカズまじ見たことなかったもん。』



ミカもずっと私とカズのことが気になっていたんだろう。



相談があるなんて言って、

そんなのは私を呼び出すための口実か何か。