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元風嬢、でも良いじゃない。

第2章 新。

『ってかさーお前昨日逃げた?折角声かけてやったのに。』

《え、はい。》

『いやいやいや。なんで?俺の事嫌い?』

《まぁ…》


嘘ついても仕方ない。


『まじ?俺おまえになんかした?』



この日は私の最寄駅に着くまで、ずーと質問責めに合った。


あ、この人って実はとてもおしゃべりなんだー。


普段はあんな八つ当たり気味なのに。




とにかくすべてを伝えた。

嫌いというよりも、苦手だということ。

八つ当たり気味でウザいこと。

私にだけに取る冷たい態度も嫌いなこと。

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