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元風嬢、でも良いじゃない。

第2章 新。

次の日の仕事の帰り、ルイと上がりが一緒だった。



もしかしたら、ずーっと前から一緒の時間に帰っていたのかもしれない。



さっさと帰り支度をして、ビルを出ると、電話をしているルイが見えた。



また会うのは御免なので、駅までは他の道で帰ることにした。




少し早歩きで駅まで行き、電車に乗り、ホームで乗り換え電車を待つ。






『よっ。』





奴は来た。

逃げられなかった。




隣に来られたら、昨日のように逃げるのは無理というか、失礼すぎる。




仕方なく一緒に帰ることになった。

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