テキストサイズ

元風嬢、でも良いじゃない。

第2章 新。

彼のすべての行動はその為だったのか。



いつから計画していたのか、そんなこと全く分からない。



ただ寂しくなった。



そして、どうでもよくなった。



きっと、そんな無駄に遠回りをしなくても、迫られてたら、きっとストレートにヤらせていたであろう、そんな自分自身も嫌になった。





そしてその夜は、何だかわからないまま、結局、タロウに言いくるめられ、タロウとヤってしまった。


まさに無駄打ち。



タロウはこれが目的で、ルイの話を持ってきたのかもしれない、そう思ったけど、もうどうでもいいことだった。





『俺、灰野さんとヤるの好きだから、いつでも言ってよ。多分、相性いいよ俺たち。』





タロウは、そう言うと最後にルイの話をしていった。



『灰野さんがルイくんのことどう思ってるのかとか、わからないけど、俺が言ってた事は本当だからね。もし、灰野さんが本気なら気を付けたほうがいいと思うよ。』


ストーリーメニュー

TOPTOPへ