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元風嬢、でも良いじゃない。

第3章 あ、そうなの。

無事撮影を終えると、何人かと飲みに行くことになり、その後にはクラブにも行くことになった。


【滅多に集まれないから、皆で行こう!】


日本各地から何人も人が集まっていたので、次皆で一緒に遊べるのはいつか、検討もつかなかった。

そうなれば、断る理由もない。



皆でとにかく飲んだ。クラブでも飲んで踊って、飲んで踊って。

居酒屋でもクラブでも、その彼は優しかった。





『飲み物は?大丈夫?』

『しんどない?』

『ちょっと待ってな、今買ってくるわ。』




彼はずーっと傍にいてくれた。


ただずっと優しくしてくれた。




あぁ、そうだ。


私はこうされたかったんだ。

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