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元風嬢、でも良いじゃない。

第4章 放置。プレイじゃなくて。

この時にはもうクズは帰っていて、誰にも相談できなかった。

でもまぁ断る理由もないので、家を出た。








『セナちゃんさー家賃はいくらなの?一人暮らし?』


この日はずいぶん入り込んできた。


《一人暮らしだよー。》


『家賃は?』


《え、いいじゃん。いくらでも。》


『今ちょっと離れた場所じゃん?こっちで一緒住む?俺全部払うよ。』


《…はい?》

街からは25分位離れているが、
繁華街近辺になんか住みたくない。

もとより、この人なに考えてるの?



『養ってあげるから。働かないで、家にいてよ。』



《………。》


『とりあえず今度一緒に買い物行く?誕生日近いよね?109でも行こうかー。』


《う、うーん…そ、そうだね……》







これで怖くなってしまって、この日を境に
私は連絡先を消して、少しの間夜遊びを控えた。







営業もされなければ
やましいこともなにも。

とにかくいきなり餌付けされて
養う宣言されて……


ホントよくわからないけど、こわかった。

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