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私 と 僕俺

第9章 17年待った初彼②



ここまで言われたら、

もう疑わないよ。


いっそ嘘でもいいって思うくらいだよ。

「私、…私も、
小澤くんが、好きです」


この言葉だけは、
噛んだりしないように、
丁寧に言って。



小澤くんが電話の向こう側で
布団に ぼふっ てやってる音が
小さく聞こえた。

『……っう、れ しい…』

布団越しに照れた声。
それを聞いて、
私も嬉しくて、
またりんご状態。




憧れの後輩と、
付き合うことができました。

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