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私 と 僕俺

第10章 17年待った初彼③



また顔が赤くなってる。
小澤くんの前では常に顔が赤い。


『…はは、ごめんなさいっ』

そう言うと小澤くんは、
ちょっと意地悪そうに笑った。


「や、そんな別にっ、」


おどおどしてしまった。

小澤くんのそういう表情の変化に
まだついていけてなくて慣れない。


『……………。』

私は照れて俯いてしまった。
まぁ基本が俯いてるんだけど。


『…葎花せーんぱいっ』

「はいっ!」






小澤くんの顔を見た瞬間…ー。

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