初恋。
第3章 夏
「夏………」
「ん?」
やっぱり……いっか…
「ううん。なんでもない。」
「えぇ!?何!?何々!?」
なんか自分で言うのは嫌だし!!
てか…もうすぐ夏休みかぁ……
「あっ!!!!そうだ!家の別荘に行かない??夏休み。」
「別荘!?そんなのあったの!?!春の家。」
そう。家は案外、お金持ちなのである。
「ま…まぁ……ね」
「行きたい!!春と…二人で行きたい」
!!
「……行こ?夏休み。二人で。」
さっきの夏の言葉にはズッキュンとした。
二人で……か。
「楽しみだなぁ。」
「俺も!!春と二人かぁ♪」