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アタシとアイツ【短編集】

第4章 野外でエッチ *リクエスト



いつもの休日、私は1人で映画を見るのが嫌で隣に住む幼馴染のレンを半ば強制的に街に連れ出した。


そして映画を観終わった私たちが


「すっかり暗くなっちゃたね。」


「ああ。」


「今日はありがとね。」


そんな会話をしながら家路を急いでいた。


そんな時だった。


「////!?」


私たちは見てしまった。


カップルが公園で熱いキスを交わしているところを。


「す、すごかったね///」


自分が見られたわけでもないのに、恥ずかしくて顔が熱くなる。


「何だよ顔赤いぞ!
まさか…興奮してるじゃ…」


「ば、ばか!!
そんなんじゃないよ!!」


まるで私をからかうようにそう言って私の顔を覗き込むレン。



私はそんな状況に耐えきれず、逃げるように走り出した。


あの、人気のない路地へ…。


「待てよ!モエ!!」


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