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only one【完】

第12章 運命

照れ隠しなのか、テーブルに置いてあった缶ビールを開けて、一気に飲み干してから「話しあったんだろう?」と思い出したように、私を見つめた。







「あっ、うん」





私が隆史から視線を外すと「嫌な話なら聞きたくないんだけど」と意地悪に笑いながら、私をそっと抱きしめた。





身動きが取れなくなった私は、隆史に抱きしめられたまま…










「高木さんと別れたの…」












数時間前の話しを隆史に告げた。







「そっかぁ…俺は嬉しいよ。
でも、晶はそれで本当に良かった?」







もっと喜んでくれるかと思ったけど、
嬉しいとは言ってくれているけど、いまいち反応が…




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