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only one【完】

第12章 運命

「食事とかどうしてるの?」




本当に素朴な疑問だった。
生活感の無い部屋に、冷蔵庫にも何も無いなんて…






「適当にしてるよ」



「適当って…」



「心配してくれてる?」



「当たり前じゃん」









私がそう答えると、隆史が一瞬驚いた顔をしてから、口角を上げて笑う。






「ありがとう」と答えた隆史は、なんとなく恥ずかしそうに見えた。




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